ロシア版マクドナルドやスターバックスは日本とどう違う?現地チェーン比較

ロシアでは、ウクライナ侵攻後に日系・欧米企業が相次いで撤退し、それに伴ってファストフードチェーンの代替ブランドが次々と誕生しました。この記事では、マクドナルド、スターバックス、バーガーキング、丸亀製麺風チェーンのロシア版を日本と比較しながら紹介します。


ロシア版マクドナルド:「フクースナ・イ・トーチカ」

  • 名称:「フクースナ・イ・トーチカ(おいしい、それだけ)」
  • 特徴:元マクドナルド店舗を再利用し、ほぼ同じメニューと店内デザインを維持。
  • 違い:商標が使えず「ビッグヒット」など別名を使用。味やボリュームにわずかな差。
  • 現地の声:「味が少し薄い」「おもちゃの質が低下」などの声も。
  • 個人的な感想:あまり日本のマックと違いは感じなかった。特に不満も無し。

日本との違い

日本のマクドナルドは味の安定感や期間限定メニューに強みがありますが、ロシア版は期間限定メニュー等はあまりなく、メニューはほぼ固定です。味の劣化はあまり感じず、よく聞く「肉が腐っている」「ポテトがヤバい」という事例にも当たったことがなかったです。そういった事例は、日本で言えば飲食店で異物混入が発生するぐらいのと同じ確率かと私は思いました。

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ロシア版スターバックス:「スターズ・コーヒー」

  • 名称:「スターズ・コーヒー」
  • 特徴:スタバ風のロゴ・カップデザイン・接客スタイルを維持。
  • 違い:公式豆・レシピは不使用のため、味や香りに差がある可能性。
  • 個人的な感想:キャラメルフラペチーノが好きで1、2回ぐらい飲んだが、
           私は特に違和感なく美味しく頂きました。

日本との違い

日本のスターバックスは高品質な豆・接客・限定ドリンクが人気。スターズコーヒーはスタバと雰囲気が似ていますが、豆にはあまり力を入れている感じはなく、スタバ愛好家からすると少し物足りなさはあるかもしれません。

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ロシア版バーガーキング

  • 状況:今まで通り普通に営業している。
  • 特徴:日本のバーガーキングとは違い、飲み物を頼むとドリンクバー方式で自分で注ぐ。
  • 違い:やはり限定商品等はあまりなく、一番の違いはドリンクバー方式の有無。

日本との違い

前述した通り、日本との違いはドリンクバー方式なのが一番大きい。個人的に味に関しても文句なし。

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ロシア版丸亀製麺:マル

  • 状況:現在はロシアから丸亀製麵は撤退済み。
  • 特徴:日本の丸亀製麵と同様のシステムを現在も使用。
  • 違い:丸亀製麵の名前がマルに変わっただけで、丸亀製麵と違いはほとんどない。
    ※2024年6月辺りまであった店舗が2025年7月現在なくなっているので、ほぼ絶滅した模様。
     残りは一店舗のみの可能性もあり

日本との違い

せいぜい店内にある自販機に和食とは合わないだろうジュース等が売られているぐらい。


まとめ:ロシアの代替チェーンはどれくらい「本物」に近いのか?


ロシアの代替チェーンは、ブランドこそ変わっても現地に馴染んだ形で運営が続いており、大きな違いは日本とそこまでありません。味や種類の違いはあれども、それなりに満足できるクオリティは維持できており、懐かしい味を思い出したくなったり物寂しくなった時には行ってみるのも良いかもしれません。

※この記事は2024年6月時点の情報をもとに作成されています。
※サイト内にある写真はロシアの地図アプリから使用。フクースナ・イ・トーチカの写真は筆者が撮影。

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